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1270℃ [陶芸]

3連休を利用して湯沢の登り窯に行ってきました。

登り窯は初めてではありませんが、焼成までお手伝いするのは初めてなわけです。

今回は3連休ということもあり、3日間つづく焼成についてもお手伝させていただきました。8時間づつ3交代ということになり、ボクの当番は火入れを始めた19時からスタートして3時まで。

最初は気楽です。何も考えずに温度を上げてくれとのことだったので、淡々と薪を燃やします。

途中、少々眠かったものの、ブウォーと音をたてる炎を見て気持ちが高揚するのか時間の経過は案外早く感じ、午前3時、600度くらいまで温度が上がって次の当番の方に交代しました。いやー、熱かった。

少し眠って9時に起きます。当番の19時までは時間があるので持ってきた自転車で山中を走り回ることにします。少しばかり欲張りな企画です。

さて、二日目の夜、窯に戻って温度を尋ねると1000度。

どうやら、1000度くらいで停滞しているみたいで上昇曲線が緩やかになってます。
焚き口の扉を開いて薪を入れると9度下がって10度上がる・・そんなじれったいペースが続きます。
高温のため、薪も前日より早く燃え尽きます。
当然焚き口の扉を開いて薪を放り込むほんの数秒で熱さのため手足がチリチリします。

Tシャツ、短パンは作業に向いてませんね。その後は、手足を水で濡らして作業をします。
途中、地元の陶芸家さんも応援に駆けつけてくれて楽しく時間を過ごせました。登り窯の焼成は陶芸家さんにとってイベントなようです。(笑
この日は1100度で交代。
つぎの当番のひとに頑張ってくださいと言い残し窯場を後にしようと思いましたが、薪が足りなくなりそうな気がしたので、気を効かせて裏に積んである薪を運んであげようと思ったのです。
台車を利用して運ぼうにも真っ暗闇なので仕方なく手で運ぶことに。(これが後にやっかいなことに・・)

連休最終日となる3日目、9時の目覚ましで目が覚めるものの、疲れているのか、なかなか体は起きない・・。
ちょっと寝坊して朝ごはんを食べている最中、徐々に腰が重くなってきて、なんか変だなー、なんて思っていたら、あれよあれよと言う間に激痛に。何なんだあ??

どうやら、ぎっくり腰・・。
聞くと、遅延しながら症状がでるぎっくり腰があるんですね。足場の悪い場所で薪を運んだのが原因ですね。あーびっくり。
そんなわけで、3日目は食料の買出し、宿や駅への送迎など、運転手としてお手伝い。ちょっと、残念です。

・・今回は初めて使う窯ということもあり、手探りな焼成だったわけです。
窯自体の構造や湿った薪等の問題もあって目標温度の1470度まで上げることが出来ませんでした。
ただ、データだけでは予想できないのが登り窯の特徴なわけで、今週末の窯出しは楽しみです。


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コメント 4

hiroad

>Tシャツ、短パンは作業に向いてませんね
すごく暑いところだと長袖の衣服のほうがいいのと同じでしょうか。
窯の前とかは気温どれぐらいになってるんでしょう?

ぎっくり腰は癖になりやすいので気をつけてくださいねー。
by hiroad (2007-09-21 22:36) 

kert

>hiroadさん
正確な温度はわからないですけど、近くにいられないほど熱かったですよー。
知らないあいだに火傷も数箇所してました。

ぎっくり腰は初めてですが、痛いだけならともかく、生活に激しく支障がでるのが最悪ですね。気をつけよっと。
by kert (2007-09-22 09:58) 

もきち

陶芸、、、 大人の趣味って感じですね~。
心が落ち着きそう。

ぎっくり腰、クセになりますよ~!
私なんか結構しょっちゅうです。
くしゃみする時なんか、どこかで体を支えて
からでないとおそろしくてできないぐらい。(^^;)
by もきち (2007-09-27 09:49) 

kert

>もきちさん
そうなんです!
土が心を穏やかにしてくれます。同時にエネルギーも吸われてしまいますが(汗

エ~、もきちさん程、バランスが良さそうな運動をしててもクセが治らないのですか?!ちょっと意外です・・
これは気をつけないといけませんね。用心します!
by kert (2007-09-27 23:47) 

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